湿式比重選別

2020年11月11日

しっしきひじゅうせんべつ、と読む。

湿式比重選別は、乾式比重選別と異なり、液体を利用して選別する方法です。主な方法である浮沈分離、遠心分離、ジグ選別を紹介します。

・浮沈分離

液体の中に投入し、液体より比重が重い(沈む)か軽い(浮かぶ)かで選別する方法です。水より比重が重い液体(塩水など)を用いる重液選別では、液体の比重を変えることで、選別できるプラスチックの種類が変わります。アルコールなどにより液体の比重を軽くして選別する方法もあります。

・遠心分離

浮沈分離は自然の重力で分離しますが、それでは沈降速度が遅い素材の場合は、より強い力を用います。そこで、サイクロン(形状は排ガス処理のサイクロンに似ています)で液体ごと回転させることで強い遠心力を働かせて、分離を促します。

・ジグ選別

液体中の粒子濃度が高い場合に、密度が高い粒子と低い粒子が干渉しあって、層状に沈殿する性質を利用した選別方法です。カゴのようなものの中に粒子を入れ、水中に沈ませて上下に撹拌し、ゆっくり沈降させ、層状に分離します。