逆有償

2020年09月03日

ぎゃくゆうしょう、と読む

逆有償とは、文字通り有償の逆のこと。有償とは、受けた利益に対して、対価を支払うことですので、逆有償というと支払いの方向(金の流れ)が逆になることを指します。

基本的には、物の価値がマイナスになることを意味しますが、文脈によって意味が全く異なります。誤解を避けるためにも「逆有償」という言葉を使うのは控えたほうがよいでしょう。 

例えば、金属スクラップの売買を行っている業界では、スクラップを受け取った側が対価を支払いますので、逆有償と言うと渡す側が料金を支払うことを指します。つまり、通常はスクラップを買取する業者が、処分費用を請求することになります。

一方で、廃棄物処理業界では、通常はモノを渡す側が料金を支払いますが、価値が高いとリサイクル業者が購入してくれることがあります。ところが、金属スクラップと異なりリサイクル業者は数が少なく、運賃が高くなる傾向にあります。そのため、購入してもらえたとしても運賃のほうが高くなってしまうことが少なくありません。せっかく有価物として売却できそうなのに、運賃を入れるとトータルでマイナスとなってしまいます。これを手元マイナスと言いますが、逆有償ということもあります。

この文脈では、受け取る側が対価を支払っています(買取)ので、意味が全く異なってしまいます。逆有償とい言葉を使う際には、気を付けるようにしましょう。