返送期限、返送

2019年11月21日

へんそうきげん、へんそう、と読む。通常はマニフェストの返送期限のことを指すが、法律用語ではない。

廃棄物業界用語としては、返送期限=“マニフェストの”返送期限を指すことが一般的です。処理業者は、受け取ったマニフェストを、排出事業者に送り返すため「返送」という表現を使うことが多いですが、法律用語としては処理業者は排出事業者にマニフェストを 「送付」します。

マニフェストの返送期限は存在しない!!?

マニフェストを排出事業者に返送=送付する期限は、実際には存在しません。処理業者は、あくまで運搬や処分が終了したら、終了日などを記載してマニフェストを送付するのであって、いつまでに送付しなければならないという決まりはないのです。

一方、排出事業者は、マニフェスト交付からB2、D票は90日(特管の場合は60日)、E票は180日以内にマニフェストの送付を受けない場合は、処理状況を確認し、必要な措置を講じて、措置内容等報告書を自治体に提出する義務が発生します。それだけのことであって、90日以上かかったからと言って、誰かが何かに違反したことにはなりません。

返送期限に遅れそうになったら(ても)・・・

まちがっても、返送期限が近くなったからと言って、運搬or処分が終わっていないのにマニフェストを排出事業者に送付させてはなりません。それでは単なる虚偽報告(罰則の対象)となってしまうからです。排出事業者として、返却が遅い場合に状況を確認するのは良いですが、「期限までに返送するように」と要請したら、教唆犯(犯罪を犯すことをそそのかすこと、共犯の一種)に該当しかねませんので、注意してください。