Recycleの進め方 その1

2020年01月21日

リサイクルの維持・推進、安定的な処理先の確保は、各企業にとって重要な環境課題の一つになっています。最近では2017年ごろから始まった中国の廃棄物輸入の禁止措置と、台風災害などによる廃棄物量の増大を受け、特に東日本圏では今も処理費の上昇が続いています。

対策としては、前回までのようにReuse、Reduceを進め、量を減らすことが重要ですが、それでも排出しなければならないものがあります。そこで今回は、廃棄物の処理・リサイクル業者を探す方法をご紹介します。

機械選別機(本文の内容とは直接関係ありません)
機械選別機(本文の内容とは直接関係ありません)
  • 取引業者に相談

最も手軽な相談先として、取引がある処理業者が挙げられます。この場合、その処理業者にとってメリットが大きい方法を紹介してもらう可能性が高いでしょう。おそらく自社の処理施設が最優先ですが、知り合いの処理業者を紹介してもらう場合もあります。その場合でも、最も多くの手数料=商社口銭を取れる処理業者を紹介してもらうことになるかもしれません。

また、処理業者によって得意な品目や地域がありますので、紹介先が偏っている可能性もあります。


  • 近隣の排出事業者に聞く

近隣や同じ工業団地内で、業種、業態が似ていれば、かなり参考になるはずです。しかし、業種が異なっていても同種の廃棄物が出ていることも多いはずですから、参考になるはずです。処理委託先が同じ業者だったり、情報交換の上、同じ業者に統一できた場合は、日程調整をすれば小口でのルート回収もしてくれるかもしれません。


  • 自社の他の工場・本社に相談

他の工場から同じような廃棄物が排出されている場合は、大いに参考になるでしょう。排出時の工夫や注意点、処理委託内容を聞くことで、今後の改善テーマが見つかるかもしれません。特に、本社が各工場の関連情報を把握しているのであれば、聞いてみるとよいでしょう。


  • 業界団体に聞く

自社が所属する業界団体が、廃棄物関係の情報収集や発信をしている場合は、参考となる情報を持っているかもしれません。本社経由などのしかるべきルートで問い合わせてみましょう。


  • 資材購入先(の業界団体)に聞く

廃棄物の元の原料となる資材を購入しているメーカや仕入れ先に問い合わせてみましょう。回収してくれている場合もあるでしょうし、よい処理業者を紹介してくれる可能性もあります。


  • ネットで調べる

「排出物の名称+処理orリサイクル」などのキーワードで検索すると、よい業者やウェブページが見つかるかもしれません。件数が多い場合は、都道府県名称などの地域も付け加えるか、Googleマップ上で、同様に検索してみてください。表示されている地図の範囲内にあって、キーワードに該当する工場の所在地が表示されますので、便利です。


  • 優良産廃ナビで調べる

優良産廃ナビは、産業廃棄物処理事業振興財団が運営する、優良業者のみが登録されているページです。許可内容だけでなく、多様で柔軟な方法で検索できるようになっています。


  • さんぱいくんで調べる

さんぱいくんは、運営母体は上記優良産廃ナビと同じですが、全ての処理業者が情報登録することが出来ます。優良認定を受けるための情報公開をここで行っている処理業者も多いため、国内サイトの中でも情報量は最大と思われます。


  • 産業廃棄物協会で調べる、聞く

都道府県単位で設置されている地元の産業廃棄物協会・産業資源循環協会も登録業者の情報を持っています。HPからリンクがあることもありますが、直接電話で問い合わせることもできます。


  • 自治体HPで調べる

自治体によりますが、その自治体が許可を出している処理業者の情報をHPで公表していることがあります。直接自治体に、具体的な相談として問い合わせることもできます。処理が難しい特殊な廃棄物の場合でも、処理業者を紹介してもらえるかもしれません。


  • 処分業企業名覧で調べる

全国産廃処分業中間処理最終処分企業名覧」という本があります。7000円以上で少し高いですが、紙の媒体ですので、ネットの情報より使いやすい、読みやすいという方もいるかもしれません。一覧性が高いので、結構便利です。


  • 過去の取引履歴を見る

現在取引がなくても、過去に取引きがあった処理業者に改めて相談し、取引が復活することもあります。他にも何か発見があるかもしれませんので、以前の資料を見直してみてください。


ご案内

メジャーヴィーナス・ジャパンでは、東京新木場の自社工場だけでなく、他の地域でも処理・リサイクルのネットワークがあります。下記までお気軽にお問い合わせください。