Reduce Reuseの進め方 その2

2019年11月08日

3Rのうち最後の「リサイクル」は、リサイクルしてくれる業者に委託すれば推進することができます。その意味では、排出事業者に独自の工夫やノウハウが求められるということはありません。しかし、リデュースやリユース(=2R)は外部の業者に委託するというより、まずは自社内での取り組みが求められます。それも、各社の個別具体的な状況を踏まえた工夫となりやすく、他社の事例を参考にするのが難しいことが多いようです。

しかし、個別の工夫やノウハウであっても、ある程度カテゴリー分けをすることで参考となるはずです。ISO14000シリーズでは、エコラベルを12種類に規格化し、製品の環境配慮の手法を整理・体系化しています(タイプⅡエコラベル=7.2以降を参照)。

ここで紹介する製品の環境性能を念頭に、(いずれ廃棄物となる)資材を変更したり、資材メーカーと協議したり、使い方を工夫したりするなど、発想は2Rに共通します 。ここでは、ISOの規格から概要を抜粋のうえ、一部補足し、2Rの参考になりそうなものを赤字(6種類)にしました。

前回の記事であったように、ワークショップなどをする際には、各工程or廃棄物について、これら6種類の工夫を適用できないか検討してもよいでしょう。


タイプⅡエコラベルの概要

コンポスト化可能:包装又はそれらの構成要素が,生分解して比較的均質で安定な腐植質の物質を生成する特性。

分解可能:一定の条件下で,所定の時間内に一定の程度まで分解できる製品又は包装の特性。生分解及び光分解など。

解体容易設計:使用期間が終了したときに,製品の構成要素及び部品が再使用,リサイクル,エネルギー回収,その他の方法によって廃棄物の流れから転用できるように,製品が解体できる製品設計上の特性。

長寿命化製品:耐久性の向上又は機能向上によって,使用期間を延長するように設計され,その結果,原料及び廃棄物の削減をもたらす製品。摩耗しやすい部品の交換をしやすくするように設計することも。

回収エネルギー:廃棄処分される代わりに,管理された工程によって収集された材料又はエネルギーから回収されたエネルギーを用いて製造された製品の特性。その製品の製造時に回収エネルギーを用いたことを評価する。

リサイクル可能:利用可能な工程及び計画によって廃棄物の流れから取り出すことが可能であり,更に原材料又は製品の形で使用するために収集され,加工され,再生されることが可能な製品,包装若しくはそれら構成要素の特性。

リサイクル材料含有率:製品又は包装中に含有するリサイクル材料の質量比。プレコンシューマ材料(製造工程における廃棄物)及びポストコンシューマ材料(家庭から排出される材料,又は製品のエンドユーザから発生する材料)だけをリサイクル材料とみなさなければならない。古紙含有率など。

省エネルギー:想定した機能を発揮する製品の使用に伴うエネルギーと,他の製品が同等の機能を発揮するときに消費されるエネルギーとを比較しての減少量。省エネ家電など。

省資源:製品,包装又は特定の関連部品を製造し,又は配送するために使用する材料,エネルギー又は水の削減。製造時の資源利用量の削減。

節水:想定した機能を発揮する製品の使用に伴う水量と他の製品が同等の機能を発揮する水量とを比較したときの減少量。洗濯機やトイレの節水性能など。

再使用可能及び詰替え可能 :意図され,設計された製品又は包装の特性の一つ。ライフサイクルの中で意図どおりの目的のために何回かの使用ができる特性。当初の形で 1 回以上同じ製品又は類似の製品が充てん(填)できる特性。 通い箱、詰め替えボトルなど。

廃棄物削減:製品,工程又は包装の変更によって,廃棄物の流れに入る材料の量(質量)の削減。