少量の発火/危険廃棄物をどうする?

2020年11月17日

発火する恐れがある、有害であるなど、特別管理産業廃棄物(以下、特管という)にはならなくても、取り扱いに注意が必要な廃棄物は沢山あります。特管であれば法律上の扱いがはっきりしていますので分かりやすいですが、微妙なゾーンにある廃棄物も、他のものと混合して引き渡さずに、分別するように要請されることが多いでしょう。場合によっては、普段付き合いのある業者は受けてくれず、単体で別の業者に委託することになるかもしれません。

電子タバコ
電子タバコ

例えば、電池、特にリチウムイオン電池を使った電動工具、電卓、リモコンなどです。これらを破壊すると発火することは有名ですのですでにご存じですね。上記写真のような電子タバコもリチウムイオン電池を使っています。電子タバコは個人で使用するものですから、一般廃棄物となるはずですが、なぜか産廃に混入していることがあります。

ガスや油が入った缶なども混入していることがあります。一斗缶だとまだ躊躇するかもしれませんが、スプレー缶サイズだと飲料缶と同類と考えて気軽に捨ててしまうのかもしれません。

ガラス・針などの鋭利なものは事前告知と表示はもちろん、容器にも注意が必要です。ライター、洗剤、各種薬品なども扱いに困ることでしょう。

蛍光灯は要注意です。水銀使用製品である蛍光管を外せば問題ないと思われていることもありますが、蛍光灯器具の安定器にPCBが含まれているかもしれませんので、こちらのサイトからご確認ください。

これらの混入物については、メジャーヴィーナス・ジャパン株式会社では返品をしていますし、他の多くの処分業者も同様でしょう。むしろ、許可がないのに黙って受け続けている業者のほうがコンプライアンス上問題です。

これらのものが、大量に定期的に排出されるのであれば、そのために分別・保管し、適切な許可を持つ業者と契約、マニフェストを運用するのは当然のことでしょう。

しかし、ごくたまに、片手で持てる程度の少量しか発生しない場合は、それだけのために契約書を締結、収集運搬業者を手配し(運賃を払い)、マニフェストを運用することに疑問を感じることでしょう。できれば、他のものと一緒に、“いつもの業者”に持って行ってもらいたいと思うのが人情です。

“いつもの業者”が、電池(金属くず、汚泥)、スプレー缶(金属くず、廃油など)、アスベスト、PCBなど多様な許可を持っていれば、契約もマニフェストもついでに増やすだけで済みます。しかし、なかなかそういった業者は少ないのが実態です。

そこで、このような方法はいかがでしょうか。それぞれの許可を持つ複数の処分業者と契約し、運搬業者はそれぞれの処分業者への運搬の目的地とする契約を締結します。そして、下図のように運搬については合積みして効率化し、各処分業者でおろすことである程度の効率化が図れます。マニフェストは運搬先ごとに必要ですが、電子契約、電子マニフェストにすれば比較的管理も簡単です。まぁ、スポットだと、これですら手間なのですが。

面倒だからと言って、こっそり混入させたりすると、事故があった場合に損害賠償責任が生じますし、廃棄物処理法違反になりますので、ご注意を。

将来的には、このような手配もワンクリックで発注できて、ルート回収してもらえるのが理想ですが、もう少し先の話ですね。

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