廃棄物処理法・廃掃法

2019年11月20日

はいきぶつしょりほう、はいそうほう、と読む。たまに間違えて「産廃法」「産廃処理法」「産業廃棄物処理法」と言われたり、書かれたりすることがあるが、そのような法律はない。

正式には、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」と言います。

廃掃法という略称は、この文言から抜き出していますが、耳にしただけでは分かりにくい響きであるため、一般には使われません。業界関係者が「はいきぶつしょりほう」と言うのも面倒だと感じる場合に、使われる言葉だと言ってよいでしょう。

業界になじみのない方が「はいそうほう」と耳にして自分で調べようとして「配送法」で検索することもあるはずです(このような法律もないようです)。検索エンジンによってはそれでも「廃掃法」を表示するくらい、頻繁に間違われるのでしょう。MS-IMEより検索エンジンの方が賢い、ということでもありますが。

廃棄物処理法は、環境基本法や循環型社会形成推進基本法、資源有効利用促進法などの、上位、同等の法律と比較しても、条文、通知、義務事項が多く、罰則が重いだけでなく、特例的に制定されている各種リサイクル法に対しても一般法として大きな影響力を保持しています。そのため業界内でも広く認知されており、廃棄物処理・資源循環業界における憲法と言われるくらい、良くも悪くも存在感のある法律です。

制定は1970年であり、そろそろ抜本改正をすべきではないかという声は多いですが、なかなか進展していません。