水質汚濁・水質汚濁防止法

2019年08月08日

すいしつおだく、すいしつおだくぼうしほう、と読む。その他、すいだく、すいだくほう、と言われることもあります。

廃棄物処理にとって、水は重要なテーマの一つです。廃棄物の排出事業者、処理業者としては、廃棄物の不法投棄それ自体が問題になるケースもありますが、実害としては汚染水の流出が問題になることが多いはずです。最終処分場の立地について条例で規制をかける場合には、水源の保全をポイントにすることが多いことからもお分かりいただけるでしょう。 

実際、典型7公害(大気、水質、騒音、振動、悪臭、土壌汚染、地盤沈下)のうちでも、広域的、かつ、継続して悪影響を及ぼすのは水質汚濁です。証拠としてその場に残りやすく、試料採取も容易ですから、最も気を配るべき環境影響です。

さらに、水質汚濁防止法(水濁法)に違反して罰金刑を受けると、廃棄物処理法の欠格要件に該当します。そうなると、その会社が受けている廃棄物処理法に関する許可(廃棄物処分業、積替え保管業、処理施設設置)が取り消しになってしまいます。

現地確認項目

したがって、処理業者の現地で確認すべき項目としては、不法投棄や過剰保管などの恐れがないかなど、保管状況を確認することだけでなく、汚水が生じていないか、汚水は舗装の割れ目などから土壌汚染していないか、敷地の外の流出は防げているか・そのための適切な設備が整っているか、などにも注目してください。

水濁法の規制対象外である場合も少なくありませんが、廃棄物処理法の保管基準や処分基準で、汚水の流出や地下浸透の防止が義務付けられています。舗装、側溝、油水分離層などの水処理施設、汚水や廃液類の流出事故対策も確認してください。

水質汚濁防止法

水関係の環境保全に関する法律は、放流先などによって何種類もありますが、水濁法は、下水道法と並んで中心となる法律です。 主には、特定施設がある事業場を対象とし、排水基準を設けて規制し、施設の構造基準を定めて定期点検させることで、汚水の地下浸透・土壌汚染の予防をしています。

以下、水濁法について参考となるウェブページをご紹介します。

横浜市の解説ページ:条例と法令を分けて解説しています。「水質汚濁防止法届出の手引き」というPDFの冊子もあります。

東京都の解説ページ:よくまとまっています。 

DOWAエコジャーナルの解説:直近の2012年の改正について丁寧に説明があります。

環境省の水関係のページ:いろいろな情報があります。水濁法の全体像を分かりやすく説明するような資料はなさそうですが。