じゅんかんトレンディ

発電効率の低い石炭火力発電所を2030年までに廃止するという政府方針が発表されました。かなり大きく取り上げられたので、ほとんどの方がご存じでしょう。具体的な内容や計画はこれから議論を進めるということで、慎重論もあるようですが、近年の日本の環境政策が国際世論に押されて後手後手に回っていることを考えると、結果的にこの方針より厳しい方向に行く可能性もあると思います。

ここ数年、中国の廃プラ等の廃棄物の輸入禁止措置を受け、日本国内の産業廃棄物の処理が逼迫していました。そのため、処理業者による値上げ要求や受入れ制限に困っていた排出事業者も少なからずあったようです。しかし、コロナ禍による経済活動の低下により、廃棄物の発生量が減少し、逆に廃棄物の奪い合いの様相も呈し始めています。

我が国は2000年に循環型社会形成推進基本法という法律を作り、基本計画はもう第四次まで策定、毎年点検をするなど着実に仕事をしてきました。ところがいまや「循環型社会」という言葉はメディアではほとんど取り上げられず、代わってサーキュラーエコノミー(循環経済)という言葉がもてはやされています。あたかも独自の概念、ビジネスモデルであるかのように紹介されていますが、実はそうでもありません。

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過積載

2020年12月24日

最大積載量を超える量の荷物を車両に載せること。法令違反であり、車両のバランスを崩しやすく、ブレーキも聞きにくくなるため事故を起こすリスクが高まりますし、車両や道路への負荷も高まります。

ガス切り

2020年12月23日

がすぎり、と言う。ガス切断(がすせつだん)、ガス溶断(がすようだん)ともいう。

過剰保管

2020年12月16日

適正な量を超えて保管している状況を指す言葉と思われますが、明確な定義はありません。保管基準に定める上限を超えている場合には過剰保管と言うべきかもしれませんが、法律用語ではありません。そのため、保管基準違反と過剰保管、過剰保管と不法投棄の違いは明確ではなく、現場の実態に照らしても判別することが難しいことがあります。

看板

2020年12月15日

看板とは、廃棄物処理法の条文で使用される用語ではありませんが、保管基準により設置が義務付けられた“掲示板”(けいじばん)を指していることが多いようです。許可の看板、保管場所の看板、置き場の看板、のように使われることがあります。なお、「置き場」も法律用語ではありません。

処理困難通知とは

2020年12月09日

処理困難通知を簡単に説明すると、処理業者が排出事業者に「処理ができなくなったので、もう廃棄物を持ってこないでください」と伝えるものです。通知を受けた排出事業者は、委託停止はもちろん、現状を把握し、環境上の問題がある場合は対策を講じて、その結果を都道府県知事に報告しなければなりません。

現地確認/実地確認の実施、または処理状況の確認は、排出事業者の注意義務として委託基準に含まれています(注意義務については、こちらの記事をご参照ください)。記事にもある通り、処理状況は実地に確認する方法を筆頭に、公開情報の確認などが推奨されています。しかし、それで本当に、適正処理される確証が持てるのでしょうか?毎年現地確認しておけばよいというのは、環境省と都道府県職員と排出事業者がお互いに作り出した、何の根拠もない共同幻想かもしれません。