本音deリサイクル

廃棄物に含まれる塩素…特に塩化ビニル(塩ビ・PVC)の形で含まれることが多いですが…は、炉を傷めたり、製品の性能に支障が出るなど、ほとんどの処理、リサイクル工程に悪影響を及ぼします。 したがって、塩素、塩ビ対策は資源循環を進めるうえで重要なテーマとなります。そこで以下、様々な塩素・塩ビ対策の技術や取組みについてまとめました。なお、塩素だけでなく、臭素やフッ素なども含めた「ハロゲン」として問題になることがありますが、多くの場合対策が同じですから、ここでは代表格の塩ビに絞って考えます。

発火する恐れがある、有害であるなど、特別管理産業廃棄物(以下、特管という)にはならなくても、取り扱いに注意が必要な廃棄物は沢山あります。特管であれば法律上の扱いがはっきりしていますので分かりやすいですが、微妙なゾーンにある廃棄物も、他のものと混合して引き渡さずに、分別するように要請されることが多いでしょう。場合によっては、普段付き合いのある業者は受けてくれず、単体で別の業者に委託することになるかもしれません。

積替え保管は、運搬途中に廃棄物を積替え、その際に一時的に保管されること。処分とは廃棄物を破砕、再生、焼却、埋立などをすること。こう説明するとかなり明確な違いがありそうですが、実際にはグレーゾーンがあります。

マニフェストには一見しただけでは書き方が分からない項目がいくつもあります。名称の意味が分からない、誰が書くのか分からない、そもそも必要性が薄い項目もありますが、不適切な記載は法令違反になりますので注意が必要です。(百万円以下の罰金、1年以下の懲役の対象)

こちらの記事もおすすめ

過積載

2020年12月24日

最大積載量を超える量の荷物を車両に載せること。法令違反であり、車両のバランスを崩しやすく、ブレーキも聞きにくくなるため事故を起こすリスクが高まりますし、車両や道路への負荷も高まります。

ガス切り

2020年12月23日

がすぎり、と言う。ガス切断(がすせつだん)、ガス溶断(がすようだん)ともいう。

過剰保管

2020年12月16日

適正な量を超えて保管している状況を指す言葉と思われますが、明確な定義はありません。保管基準に定める上限を超えている場合には過剰保管と言うべきかもしれませんが、法律用語ではありません。そのため、保管基準違反と過剰保管、過剰保管と不法投棄の違いは明確ではなく、現場の実態に照らしても判別することが難しいことがあります。

看板

2020年12月15日

看板とは、廃棄物処理法の条文で使用される用語ではありませんが、保管基準により設置が義務付けられた“掲示板”(けいじばん)を指していることが多いようです。許可の看板、保管場所の看板、置き場の看板、のように使われることがあります。なお、「置き場」も法律用語ではありません。

処理困難通知とは

2020年12月09日

処理困難通知を簡単に説明すると、処理業者が排出事業者に「処理ができなくなったので、もう廃棄物を持ってこないでください」と伝えるものです。通知を受けた排出事業者は、委託停止はもちろん、現状を把握し、環境上の問題がある場合は対策を講じて、その結果を都道府県知事に報告しなければなりません。

現地確認/実地確認の実施、または処理状況の確認は、排出事業者の注意義務として委託基準に含まれています(注意義務については、こちらの記事をご参照ください)。記事にもある通り、処理状況は実地に確認する方法を筆頭に、公開情報の確認などが推奨されています。しかし、それで本当に、適正処理される確証が持てるのでしょうか?毎年現地確認しておけばよいというのは、環境省と都道府県職員と排出事業者がお互いに作り出した、何の根拠もない共同幻想かもしれません。